私のブログ。

このブログを書いているのは誰かな? せーの、私だー!

小説

2014年を振り返ればひつじ年が後ろで待っている。 ※2015年1月4日追記

2014年の私はUSBメモリのキャップを失くすこと2回目。次はスライド式のキャップがないUSBメモリを買おうと思うのだが、USBメモリってあんまり買い換えないからタイミングがつかめない。なのにその間もUSBメモリの進化は止まらない。ギガバイトでも使い余して…

2、3行で終わる小説集

一つ目。 「釣りはいらないよ」気前よくぽんと万札を渡すと、自殺ほう助屋さんは薄く笑いながら「良いのですか? 地獄の沙汰も銭次第ですよ」と言った。「現世ですら上手く生きれないのに、金があったくらいで地獄でどうにかなるとは思えません」と僕は返し…

小学生の時クラスの女性に「塊魂やりこんでそうだね」と言われたが私は塊魂をしたことがなかった。

みなさんはいつ物心がつきましたか? 3歳とか4歳ですか。 私の場合、15歳の時に物心つきました。中三の冬です。深夜BSで放送していたアニメをボーっと見ていたところ、突然自分がこの世界に存在していて、自分の体と心に対して主体性を持っているのだと気付…

井戸

男には幼い息子が一人いたから、5月5日の今日、こいのぼりを軒先に掲げることにした。そのこいのぼりは男の実家の倉庫に眠っていた立派な物で、傷みも少なく、実用に耐えるものだった。 男は息子を外に呼び出し、一緒にこいのぼりをポールにくくりつけて空に…

10年前から戻ってくる話

ある日、世界が10年ほど時間を遡った。 「人類が人生をやり直したいって後悔する奴らばかりだから、神様ちょっと頑張っちゃったよ」 そんな声が聞こえた気がした。 気付くと大学の後輩の家で力尽きるように眠っていたはずの自分はベッドの上で布団に包まれて…

燃える小説

夕暮れ時の街に木枯らしが吹き、道路に散らばった銀杏の葉をカサカサ言わせる。歩行者に踏みつぶされた銀杏の実が異臭をまきちらし、通る人の顔をしかめさせた。だがこの道に這いつくばるN君の姿は通行人のしかめ顔を更に苦いものにした。 「N君、いったい…

小クリ「車輪」

就職活動をしないまま大学を卒業した友人が山にこもって自給自足の生活をしているというので、彼に会いに山に向かった。彼の母親から、彼を家に戻るよう説得してくれと泣き付かれたのだ。 友人は突然の訪問を喜んで迎えてくれた。ボロを纏い、髭も髪も伸び放…

大学生でいられるのもあと一日なので小説を書きました。

座敷わらしは古本屋にいました。 なぜ古本屋にいたかと言いますと、前に住み着いていたおにぎり屋さんにいずらくなって脇目も振らずに飛び出したところ、気づくと古本屋にいたのです。座敷わらしがおにぎり屋さんを飛び出したのは、店主が欲を隠そうとしなく…

大学の時に書いた書きかけの文章はあと20片くらいはあるんだ。でもここらでやめとく。

片田舎の民家の庭の片隅に水が入ったまま放置されたバケツへ産み付けられたボウフラたち。彼らは本能的に自分の将来を知っていた。彼らは蚊となるのだ。成虫となった蚊たちは交尾をして再び水のたまったバケツにボウフラを産み付ける。何のために子を産むの…

大学の時に書いた書きかけの文章5

「あの人、暗そうだったものね」 会話の流れで私の知人の話になり、彼のことを友人がそう評価した。私は驚いた。私は私の知人を暗い性格だと思ったことがなかったからである。かと言って私はその知人を別段明るいと思ったこともなく、普通の人間だろうと思っ…

大学の時に書いた書きかけの文章3

あの日、私は初めて夜を体験した。 その思い出を追体験したくなって、今、思い返している。 何かの用事で遠出した帰りに、お父さんの運転する車が渋滞に巻き込まれて、22時を過ぎても家まで帰りつけなかった。そのころの私は毎晩21時には布団に入るほど眠る…

大学の時書いた書きかけの文章2

なんで人間が道具を使い始めたと思ってんだ。 小説を書いている。いつから小説を書き始めただろう。覚えてないけれど、小説を書き始めたらその人間はたちまちに物書きだ。人間ほど日常生活に道具を使う動物もいないけれど、その中でも物書きほど文字を道具に…

シャルロットぷろとたいぷ

リズムいいなあとか音楽聴きながら思っている。自然とキーボードを打つ指の動きもリズム良くなってきている。音楽を聴いているときは目をつぶってきて区のが最高だ。一番エキサイティングできる。つまりこの文章も目をつぶりながら打っているんだぜ。 私は最…